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他の航空機のコックピットディスプレイに航空機位置を表示する機能を提供するものである。米国ではVHF周波数が不足しており、VDLモード4等のVHF方式によるADS−Bは実現不可能とのことで、モードS方式によるADS−Bを進めていきたいとの意見が出された。
会議では他の国や機関の将来構想を集めてデータリンク方式の比較を行うこととし、比較資料作成のためのドラフティング・グルーブを設立した。
3.1.2.1.9.3 議事項目3(アクションアイテム)
議事項目2のもとで設立された各サブグループの検討結果概要は以下のとおり。
3.1.2.1.9.3.1 VDLモード3のドラフティング・グループ
VDLモード3に関する今後の検討項目の概要及びアクションアイテムリストを作成した。
3.1.2.1.9.3.2 コーダのドラフティング・グループ
ボコーダの評価方法の検討及びボコーダアルゴリズムの選択を行うためのボコーダのドラフティング・グループが設立され、現在までの評価状況の確認と今後のアクションアイテムが決定された。
今後模擬管制官と疑似コックピットとの相互通話評価を行い、現在の2つの候補(トムソンCSF社及びDVSI社)のいずれかを選択した後、飛行試験を1997年4月より実施し、同年8月までに評価を完了する予定となっている。
3.1.2.1.9.3.3 VDLモード4のドラフティング・グループ
VDLモード4に関する今後の作業は、スエーデンが主体となって開発を進め、ヨーロッパの数国が協力することとなった。また、今後のアクションアイテムリストを作成した。
3.1.2.1.9.3.4 将来のCNSシステムの評価及び航法と監視用アプリケーションのためのデータリンクの比較サブグループ
AMCP/4の勧告に従い、将来のCNSシステムのためのデータリンクの技術的な特性と運用上の特性を各パネルや国、機関より集めて整理し、それぞれのアプリケーションに対して望ましいデータリンク方式を選択することとし、この作業報告書となる目次案を作成した。この作業は1997年8月までに完了させることとなった。
3.1.2.1.9.4 議事項目4作業資料項目案
WG−Dが作成する資料の目次案にもとづき、現在までに提示されたドキュメントで使用可能なものを記入し、残りのドキュメントについては、それぞれのメンバーがコメントを入れることになった。
3.1.2.1.9.5 議事項目5将来作業
WG−D第7回会議 1997年3月10日〜21日 スペイン
WG−D第8回会議 1997年9月22日〜10月3日 場所未定

 

 

 

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